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2019年08月14日|ブログ図解カード活用事例

『相手を説き伏せず、相手のシックリ感を導きながら論理的に考える』こと

私は、
・自己紹介は10分より、1分の方が数倍難しい

・担当業務を説明するより、業務の全体像を説明する方が数倍難しい

と思っています。

なぜなら、論理思考の基礎となる抜けなく漏れなくダブりなくを、
縦に構造化し要約する思考力と、横に視野を広くする思考力が求められるからです。

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(縦の思考には構造三角型図) (横の思考には矢印型図)
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「話がちゃんとつながっていることとは、結論に至る縦の論理と横の論理がちゃんとつながっていること」であると、『ロジカル・プレゼンテーションー自分の考えを効率的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」』高田貴久著(英知出版)でも述べられています。

以下サイトに高田さんの書籍の概要とプレゼン資料が無料公開されているのでご参考ください。
https://bijikin.blog.fc2.com/blog-entry-34.html


しかし、



・相手を理屈で説得するより、シックリ来るまで納得させる方が数倍難しい


なぜなら、情動という言葉があっても理動という言葉がないように、理屈だけで人は動かないからです。



私は、古河電工の光ファイバー部品生産管理職、日産自動車の鉄鋼部品調達職で、
論理を駆使して、内製部品の生産性を高めたり、外製部品の調達価格を下げたり、
いわゆる、効率化の取組みに携わってきました。

私が捻出、時には捏造した論理に逆らえず、「やらされ感満載」で私の指示に従う相手を見て、

背筋が「ゾッとする」ような気持ちになったことは、何度もあります。
その方々に、本当に申し訳ない気持ちになることが、今でもあります。

だから、

会社員を卒業した今、私が本当に大切にしていることは、

『相手を説き伏せず、相手のシックリ感を導きながら論理的に考える』ことです。

シックリ感満載の人で構成される集団は、
そこにいる人たちが不安な表情を見せず、安心しきった顔で、
「何を言っても大丈夫なんだ」と確信を持っており、
文字通り生き生きしながら意見を出し合っている。


意見がどんどんでる割には合意形成のスピードが早いので、

生産性が高いだけでなく、創造性も高いと思っています。

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その取組みは、『図会議法』と称して、

一人一人の思いを丁寧に汲み取り、ホワイトボードに書き出し、
線と線でつないでいく作業を大切にしています。

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これは、一見、非効率な手法だと思われがちですが、

古河電工・日産自動車という製造業でトップクラスの組織に属しながら、

理屈で効率を高めることにこだわった末に見出せた、

一見非効率ながら超効率的な手法だと思っています。



いわゆる、

・対話型組織開発

・自律的組織開発

・主体的組織開発

に有効なのだと思います。



以下サイトで図会議法のメリットを掲載しております。ご参考ください。
https://www.zukai.or.jp/news/article_000336.php



引き続き、ご指導・ご支援をよろしくお願いします。

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一般社団法人日本図解協会
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