2019年08月22日|開催報告
『地歴公民【を】学ぶのではなく、地歴公民【で】学ぶ』
NHK大河ドラマ「西郷どん」でも放送されたので【明治六年政変】
大久保利通と西郷隆盛が、何故、たもとを断ち、西南戦争で激突することになったのか?
『いいくに(1192)作ろう鎌倉幕府』が代表例だが、
事実を暗記する学びだけでなく、「何故?その歴史になったのか?」まで解き明かし、
事実を生み出した真理まで学ぶことができると、学生個々人に【観】が育まれる。
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8月21日に千葉県立小見川高校にて、
田中校長先生と、地歴公民ご担当の佐々木先生とで、
図解を活用し主体的・対話的深い学びを育む、共同研究案を論議する機会を頂きました。
上記のくだりは、2時間に渡る打ち合わせで、最も印象的だった部分です。
ベテランの田中校長先生と、
2年前に千葉大学教育学部を卒業されたばかりの佐々木先生が織り成す、
ハーモナイズされたアイデアが沢山でました。
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単なる暗記ではなく、応用力を育む。
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以下の図解をベースに、小見川高校生が理解できる抽象度で講義し、
そこから、以下に抽象的な【観】を引き出し、他の取組みにも応用させる。
もっと言えば、文部科学省の新指導要領「生きる力」を育むため、
『地歴公民【を】学ぶのではなく、地歴公民【で】生きる力学ぶ』ことが重要ではないか?
例えば、
『歴史上、先に相手に攻撃をさせてから戦争に展開する場合が多い。何故なら、自国から攻めると経費が膨大』と佐々木先生。
『企業の営業活動にも言えることで、移動して営業すると経費がかかるから、お客様から来ていただけるような環境だったらいいですよね?』と多部田。
『笑笑。なるほど、歴史で学んだことを、学生のアルバイトや部活に応用できないか、考えてもらったら、面白いアイデア出るかもですねね』と佐々木先生。
会話が弾み、2学期からの授業で活用する図解のイメージと、
学生のBefore → Afterを定点観測し、研究実績を蓄積するイメージもまとまりました。
最大10名の先生方が、2学期から図解を活用した共同研究にご協力をしてくださいます。
公立高校の先生方は、授業以外に部活など、様々な取組みがあり、
大変お忙しいのですが、私のアイデアに協力をしてくださることについて、
小見川高校の先生方に、感謝の気持ちでいっぱいです。
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