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2020年12月31日|ブログ

「希望」「絶望」に縛られて、直視できなかった「現実」がある!

毎年の大晦日に、1946年にアメリカで公開された名作「素晴らしき哉、人生!」の存在を、教えてくださる方がおります
3年前の図解勉強会で、一度ご縁をいただた方です。
それ以来「素晴らしき哉、人生!」を毎年拝見し、毎回新たな気づきがあります。

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今回の気づきは、
「希望」、「絶望」という、自分が解釈しているシナリオ(=物語)以外に、
「現実」というシナリオが存在することです。

「素晴らしき哉、人生!」で語られている、
「希望」、「絶望」、「現実」を図解で表現すると、以下の図解になります。






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「希望」を抱いているときは、
億万長者になる。会社を興す。世界を探検する。

というシナリオを描いている。

一方、「絶望」を抱いているときは、家族6人貧乏暮らし。父から引き継いだ会社が倒産する。自殺を試みる。
というシナリオを描いている。

しかし、天使が登場し、現実を目の当たりにしてくれ、
父を愛する6人の家族。顧客からの寄付で会社が助かる。自分も世界を創る一員。
という現実を認知し、自分の人生は素晴らしいと解釈
できたのです。


ちょうど、先日、3回目を拝読した『発想法』川喜田二郎著(中公新書)の中に、
この映画から受け止められるメッセージと似たようなメッセージがあり、
私の内面に深く刻まれた一節があったのでご紹介します。

'' 日本人は一次的な直観体験から一挙に総合化して、ある問題解決の道を見いだすヒントをつかもうとあせるのである。
息の短い総合化の方法にあまりにももたれかかっているといえよう。


 そのために、そのような方法ではついに不可能な複雑な事態にぶつかると、
とたんにこんどはあきらめてしまう。

そして情報のまとめのために、
「どこかに頼るべき手本はないか。モデルはないか」という模倣の姿勢に一挙に転ずるのである。
息の短い直観的総合力と、それに伴う息の短い創造性。
それでものごとが処理できないと、たちまちにして模倣に転ずる。''




なるほど!

・仕事で上手くいかないことがあると、諸先輩方の資料や書籍を読み漁り、自分を見失う。
・人間関係で予想外に相手から攻撃されると、頭がフリーズして、その場から逃避する。
・自分としては考え抜いたつもりでも、相手から視野の狭さを指摘され、口ごもる。

このような経験をしたことがありました。



上記のような苦々しい思い出から、私の人生を振り返ると、この映画の主人公と同じく、
「希望」、「絶望」という、自分が解釈しているシナリオに縛られて、
「現実」を直視してこなかったのだと思います。

現在、41歳。
もう若くはありません。
しかし、このような気づきを得られたことは、今後の人生の糧になります。



毎年の大晦日に、「素晴らしき哉、人生!」の存在を、教えてくださるO氏に感謝を込めて、
ブログに書かせていただきました。


2021年もよろしくお願いします。
多部田


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