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2020年02月05日|イベント開催予定プレスリリース

2020年日本図解協会のプログラム

日本図解協会にとっての図解とは?




日々のコミュニケーションの中で、「そういう意味ではなかったのに...」、「何度も話をしているのに、どうして私が言うことをわからないのだろうか」と思うことはしばしばありますよね。

「こういうことを言わせないようにしてくれればストレスも減るのに...」などと思い、相手に対して否定的なことを感じてしまうことも少なくないのでしょうか。

三人寄れば文殊の知恵と言うように、組織で対応した方がより大きな成果を期待できますが、日本語を話しているのに相手との話が噛み合わず、対人関係でストレスをためることもあります。

上記のようなストレスは、相手と理解の共有がなされない場合に起こると考えており、マネジメントの父とも称されるP・F・ドラッカーは著書の中で以下のように述べています。



''言葉で説明しても通じない。経験にない言葉で話しかけても理解されない。知覚能力の範囲外にある。コミュニケーションを行うには、「受け手の知覚能力の範囲内か、受け手は受けとめることができるか」を考える必要がある。''

ーー『マネジメント基本と原則』P・F・ドラッカー著(ダイヤモンド社)より



このような対人関係のストレスを緩和し、組織の生産性向上を導くため、一般社団法人日本図解協会(以下、日本図解協会)では、「競争から共創の時代へ、コミュニケーションを図解し、図解でご縁をつなげる」をVisionに掲げています。

「コミュニケーションを図解」はなんとなく理解できるけれど、「図解でご縁」とはどういうこと?と思われたかもしれません。日本図解協会にとって図解は、コミュニケーションを通じて共感を生み出すツールであり、やりたいことをお互いが協力しあって創り上げる「共創」につながるご縁を生み出すツールでもあるのです。

図解をすれば、思考はスッキリして、モヤモヤが晴れることは間違いありません。ただそれだけではもったいない。相手とのコミュニケーションを図解することで、相手との「共通部分」や「違い」を可視化し、誤解やストレスを減らせるところに、日本図解協会の図解の意味があります。

代表理事の多部田は会社員時代タイに赴任中、部下とのやりとりがうまく行かないことで大きなストレスを感じていたときに、図解を使ってコミュニケーションしたところ共通理解を生み出すことができました。共通理解が進むにつれ相互の信頼関係も深まり、タイ人の部下が主体的にアイデアを出し合うようになったのです。図解を使い始めてから3ヶ月後には、管理職だった多部田が思いもつかないアイデアが共創され、物流コストを半減させるなど飛躍的な生産性向上を実現させました。それから10数年間、「共創」につながるツールとして図解を活用してきました。

その経験を体系化し1冊の書籍にまとめたものが「図で解りあえる技法―人間関係からマーケティングにまで使える8つのフレームワークー」(ソーシャルキャピタル)です。各フレームワークの特徴を理解し、コミュニケーションの目的に応じて選択することで、相手との共通理解を生み出せるようになるのです。


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各フレームワーク共通するコンセプトは1分以内にササっと書けるシンプル図解。データを簡素に視覚化できるため、 「深考・整考」(考えを深める・整える)が目的です。グループ協働においては「共創知の促進」に向いており、以下図的表現の分布では左下に位置づけられる「簡素に・明確にデータを視覚化」する領域の図解です。

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組織内で【共創知を生み出す5つのプロセス】を実践できるプログラムを提供します




1)対人関係のストレスを緩和し、組織の生産性向上を導くため、図で解りあえる技法をベースに【共通目的の視覚化により協働を導き、共創知を生み出す5つのプロセス】を提供しております。

5つのプロセス
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2)組織内で相手と理解の共有がなされない場合、経営課題に対する個々人の理解が整わず、取組みに対する動機もバラバラとなるため、限定されたアイデアしか生み出さません。【5つのプロセス】を導入すれば、共通理解が整い、動機が共有され、共創知が生み出される。図で解りあえる技法を用いた共創的組織開発を目指します。

5つのプロセスを導入する前と後

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3)本プログラムは、5つのステップごとにコンピテンシーを設けて、習熟度を評価できる仕組みとなっております。

コンピテンシー


①安心・安全な場をつくる(人間相互関係の確立)を例にあげると、、、

他者と協働・共創を導くためには、基本的態度として人間相互関係を確立することを最優先とする必要がある。この関係が確立できていない状態で8つのフレームワークを駆使して共通理解を生み出そうとしても、期待通りの結果を導くのは難しい。なぜなら、相手は人間であり生き物であり、客観的ではなく主観的に行動する。

ーー参考文献:『カウンセリング心理学』渡辺美枝子著(ナカニシヤ出版)より


<安心安全な場を作りためのコンピテンシー>

①答えを教えるのではなく、しっくり感を引き出す視点を提示し、気づきを共創する。

②仕切りはしっくり感を奪うリスクがあるため、合意形成は二の次とする。

③多数決を禁止し、公平に一人も残さず情報を引き出せる。

④相手の言葉を加工せずに書き出せる。

⑤沈黙を大切にし、相手に内省を促せる。

など





プログラム対象者



①社員とのコミュニケーションが円滑に進まずストレスを抱えている中小企業経営者の方

②専門職からコンサルタント職へキャリアの進化を目指している方

③担当職からマネジメント職に昇格を目指している方


<①中小企業経営者様からいただいたコメント>

・自律型組織開発領域で注目している「ティール」、「学習する組織」など内容が専門的で難しい。

・組織論の専門書に''図解が有効''と書かれているが、その図解を教えてくれるセミナーは皆無。

・感性(場づくり)から理性(行動計画)までを一気通貫で提供できるのは、経営者的に価値ある。



<②コンサルタントに携わる方からいただいたコメント>
・論理的に正確な情報を伝えれば相手は納得すると思っていたが、「伝える」≠「伝わる」と言うことに気づいた。
・プロジェクト等のキックオフミーティングにおけるチームビルディング部分にシンプルな図解で個々人の思いを視覚的に関連づける手法は効果的に思う。百聞は一見しかず。

・クライアントとの合意形成において、手書きの図解をベースに、クライアントも交えて図解を完成させれば齟齬を防げるので、コミュニケーションロスが格段に減った。



<③管理職を務める会社員の方からいただいたコメント>

・役員から「視座を高めろ」と言われ続けたが具体的な手段を見いだせず困っていた。図解を使って具体から抽象の階層を視覚化する手法は、まさに眼から鱗だった。
・論理的な思考とメタ認知的な思考を部下に説明するのは至難の技だと思っていたが、シンプルな図解を活用したら部下の理解が進んだ。その結果、部下は抜けなくもれなく、かまた、要約して報告ができるようになった。




プログラム概要



受講者の段階に応じて、「体験講座」、「実践講座」、「習得講座」の各講座をご用意しております。

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各講座を受講いただくにあたり、課題図書を事前にご一読いただけるようよろしくお願い申し上げます。なぜ、8つのフレームワークからなる図で解りあえる技法が、対人コミュニケーション〜自律的・共創的組織開発に有効なのか?を理解いただく上で参考となる書籍です。

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講師:多部田憲彦(たべたのりひこ)
日本図解協会代表理事、
産業能率大学経営学部「図解で思考力を鍛える」「生産管理」の兼任教員、
早稲田大学アカデミックソリューション「業務の見える化」研修の講師、
千葉県銚子市観光大使


プログラム日程、受講費用と定員




①体験講座(2時間)
3月20日金曜日10時〜12@東急東横線中目黒付近の会議室
4月11日土曜日10時〜12@東急東横線多摩川付近の会議室(以下、多摩川)

※オンライン会議システムのZOOMを使った体験講座も、3〜4月に1回開催予定


②実践講座(2日間)@多摩川
4月25日土曜日10時〜17時 (有志で懇親会あり)
4月26日日曜日9時〜16時


③習得講座(4ヶ月)@多摩川
5月16日土曜日10時〜17時 (有志で懇親会あり)
5月17日日曜日9時〜16時
6月20日土曜日10時〜17時 (有志で懇親会あり)
6月21日日曜日9時〜16時
7月18日土曜日10時〜17時 (有志で懇親会あり)
7月19日日曜日9時〜16時
8月22日土曜日10時〜17時 (有志で懇親会あり)
8月23日日曜日9時〜16時


<受講費用と定員>
①体験講座(2時間)  :  5,000円(税抜き) 定員:12名様
②実践講座(2日間)  : 98,000円(税抜き) 定員:6名様
③習得講座(4ヶ月)  :398,000円(税抜き) 定員:6名様




お申し込み方法




2月後半までに、各日程ごとのイベントページを作成し、募集を開始いたします。

現時点でご関心がある方はご連絡をいただければ、優先的に席を確保しますので、以下リンク先によりご連絡先をご登録お願いいたします。


以上


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『素早くわかりやすく図解を書くための5W3Hチェックリスト100がもらえる!』

7問以上正解で合格!図解検定試験(無料)の受験サイトはこちらです
https://www.reservestock.jp/page/fast_answer/4927

こちらは国家試験のようなライセンスではありませんが
図解検定は、図解に関する基礎的な知識を社会的に評価する証として
活用していただくことができます。
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一般社団法人日本図解協会
代表理事:多部田
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電話 :050−1002−1241
FAX :046−272-3858
本部住所 :〒2420007神奈川県大和市中央林間5−12−9−2
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