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2020年01月12日|ブログ図解カード活用事例

認知症になることは 不便だけども 不幸じゃない

NHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586194/index.html
昨夜のNHKスペシャルを拝聴し、とても深い気づきをいただきました。

認知症医療の第一人者、長谷川和夫さん(90)。「長谷川式」と呼ばれる早期診断の検査指標を開発、「痴呆」という呼称を「認知症」に変えることを提唱するなど、人生を認知症医療に捧げてきたお方。



放送内容を見る限り、「曜日がわからなくなるなど、確かさが日常から消えていく」が、

「いつも妻が側にいることを幸せだ」と日記に書ける。

さらに「物忘れがひどくなってもユーモアな発言は変わらない」、
一方で家族が口出しすると「俺の居場所はここなんだから話させてくれ」と怒るように、
長谷川さんの個性は以前と変わらない。



私がいただいたとても深い気づきを、社会心理学から引用して3つ丸型で表現すると、
行動の要素となっている自己概念(知識・自尊感情)・認知・感情のうち、
長谷川さんは認知力だけが低下しており、その他は健在である。
行動は周囲が違和感を覚える状況になるが、自己と感情は持っている。ただ、表現(行動)が難しくなるのだと。

IMG_9326.jpg



''心には、自己概念、認知、感情の3つがあり、とくに自己概念が占める割合は大きい。

人には必ず、自分について知りたい欲求がある(自己査定動機)。さらに、自分にまつわる過去のできごとなどが、知識として貯蔵されている。そのため、自分についての情報の割合が大きいのである。''

『社会心理学』小口孝司監修(ナツメ社)から引用


「池袋駅で山手線の乗り方がわからなくなり他者に聞くようになった」

「確かさ、確かさ、日常生活から、確かさが消えていく」という認知力が低下した状態でも、

「妻や娘など周囲に迷惑をかけていることは、自分が一番よくわかる」、「家族と一緒で幸せだ」と感情を表現できる。

認知症になることは

不便だけども

不幸じゃない

なるほど、しっくりきました。

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